英語で表記すると"traceability"となり"trace"(追跡)と"ability"(可能)を合わせた言葉、『栽培履歴』などという意味になります。
具体的には、食品の安心・安全のために、生産物が生産(または飼育)されてから店頭に並ぶまでの過程で、どこで、どのような状況(飼料や農薬、土壌改良剤などの使用)で生産され、どこを経由して品物がやってきたか?等追跡できるようにするシステムのことです。
私たち生産者、あるいは生産品の情報を開示して、一般消費者と『顔の見える信頼関係』を構築する事を目標とし農産物の生産を行っています。
米作りにはなんといっても土作りが欠かせません。おいしいお米は栄養豊富な土から生まれます。そのため、私どもは毎年自社製の完熟堆肥を施して地力の向上を目指しております。
かつて宮沢賢治先生は農民のために肥料相談などを賜っており、たくましい稲作りを指導しておりました。その教えを忠実に守り日々土作りに汗を流しています。※『賢治の教え』という土壌肥料を使用しています。
田植えをするにあたって、丈夫な苗を作ることから始まります。「播種機」と呼ばれ、右から左へ苗箱が移動し一連の工程をへて完成されます。当社では(500枚/1h)
田んぼを掘り起こしている作業です。田んぼの土を細かくくだき、昨年の稲株を土の中にすき込む役割があります。こうして田んぼの土を活性化させ、いよいよ今年の稲作に向けた準備が整います。
耕した田んぼに水を入れ「代掻き」という作業をします。田底への漏水防止や苗を植えやすくする作業です。
立派に生長した苗を田んぼに植えつけます。当社では、風通しを良くし稲が病気にかからないよう、間隔を開けて田植えをします。通常は1坪あたり50~60株の苗を植えますが当社では45株です。
草刈は雑草の除草のことを言います。草を伸ばしたままにすると「カメムシ」という虫に乳熟期の汁を吸われ、お米に黒い斑点ができてしまいます。
笑顔が絶えない作業です。1年の間手間隙かけてやっと育った稲を収穫できる時です。サラリーマンでいうと1年に1回のボーナス支給といっても過言ではないでしょう。しかし、冷害の時は・・・涙・なみだ・ナミダ
収穫したお米は自然乾燥に少しでも近づけるために表面を傷つけることなくじっくり時間をかけて低温で乾燥しております。
米の旨みを逃すことなく、酸化を防ぐためにもモミのまま低温で保管しております。
おいしいお米を食べていただきたいため注文の都度精米をしております。無洗米加工機「カピカ」で研米した新しいお米です。「カピカ」の特徴は表面の糠付着がないため、酸化が遅く食味が長持ちします。ご飯の黄ばみの出来にくい光沢のある白米になります。